インフルエンザの奮闘と救世主タミフル

インフルエンザの再発とタミフルの継続服用の必要性

インフルエンザ治療薬には、A型インフルエンザの治療薬として承認されたシンメトレルやA型ウイルスとB型ウイルス双方に有効とされるリレンザ吸入薬やタミフル内服薬などのノイラミニダーゼ阻害薬、M2イオンチャンネル阻害薬、RAN依存性RANポリメラーゼ阻害薬など数多くありますが、日本国内では主に、処方されています。
インフルエンザウイルスは、発症後24時間で100万個以上に急激なスピードで増殖し約72時間で全身へ感染が拡大するとされている為、ウイルス増殖がピークとなる発症後48時間以内にタミフルの服用を開始する必要があり、出来る事ならば24時間以内の服用が最も望ましいとされています。タミフル服用後は、間脳と呼ばれる視床下部の体温調整中枢がタミフルの影響を受ける事で、インフルエンザ特有の突然の高熱が12時間~24時間で解熱されるケースが多くあります。感染者は、熱が正常に戻った事でインフルエンザが治癒したと勘違いし、自己判断でタミフルの服用を中断するケースが多くありますが、熱が正常に戻っても体内にはインフルエンザウイルスが残存した状態なので再発するケースが多々あります。タミフルは、増殖したインフルエンザウイルスの拡散を阻害する治療薬であり、ウイルスに直接薬剤の効果を及ぼす事が無い為にウイルスを死滅させる効果を有していないので、1日2回の服用を5日間継続服用する必要があります。しかし、タミフルを予防薬として服用する場合には、1日1回の服用をインフルエンザウイルスの寿命と7日間~10日間継続する事で、インフルエンザの感染率を1.3%程度に抑えられますが、予防治療は保険適用外となる為に自由診療となります。